デジタル化、オンライン化が急激に進んでいる今日の社会では、企業活動の利便性が飛躍的に向上する一方で、今までに我々が経験したことのない、様々な形の犯罪が発生しています。サイバーセキュリティーは現代社会に生きる全ての人々、企業にとって避けては通れない、最重要事項の一つと言えます。
サイバー関連の被害は、特に企業の場合レピュテーションの低下に直結することから公表されないケースが多く、ニュースで報じられるものは氷山の一角と言えます。タイでは、2016年に発生したサイバー関連の犯罪件数が3,797件に上っていることが政府機関から公表されています。(出典:The Electronics Transactions Development Agency, a public organization.)
Ways to combat these threats to protect computers, communication networks, programs and data is called cyber security or information security.
タイの企業、政府機関は、サイバーセキュリティーに対する意識が他の国と比較して高くありません。ETDA(Electronic Transactions Development Agency)は政府機関のサイバーセキュリティー強化のため、2015年にThaiCERT(Computer Emergency Response Team)を編成しました。現在、タイにはサイバーセキュリティーに関する専門家が100人程度いると言われていますが、韓国、インド、日本など、他のアジア諸国と比較するとまだ少ない状態です。
Ransomware(ランサムウェア):マルウェアの一種。感染したコンピュータでは、利用者のシステムへのアクセスが制限され、この制限を解除するための身代金が要求される。
Spyware(スパイウェア):ユーザーに関する情報を収集し、悪意ある情報収集者へ自動的に送信するソフトウェアを指す。
Botnet(ボットネット):他のシステムを攻撃する踏み台にしたり情報を盗むことを目的としてコンピューターを遠隔操作するマルウェア。スパムメールを大量に送り、サーバーをダウンさせるDoS攻撃(denial-of-service attack)もBotnetの一種。
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